ペットの「虹の橋」(詩の出どころと作者)
公開 /更新 /2026年10月時点の情報
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「虹の橋を渡る」は、ペットが亡くなったことを言う言い方で、施設の公式サイトでは59サイトが自分の文で使っています。
「虹の橋」は、亡くなったペットと飼い主のことを書いた英語の詩から広まった言葉です。作者は長く分かりませんでしたが、2023年に作者の名前が報じられました。作者を名乗った人たちと、日本語の訳の本について分かることも書きます。
ペットの「虹の橋」とは?どんな詩?
虹の橋は、亡くなった動物が元気な体に戻って飼い主をさびしく思い、やって来た飼い主と橋を渡る場面を描いた英語の詩です。
Koudounaris さんの調べでは、この詩は1994年に米紙の人生相談のコラムに載って広まったとされます。
書き起こされた英語の詩は、親しい人と別れて亡くなった動物が、草原や丘で元気な体に戻り、ほかの動物と駆け回る様子を描いています。
動物たちは満ち足りていますが、残してきた大切な人がいないことだけをさびしく思っている、と詩は書きます。ある日、一匹が遠くを見つめて駆け出し、やって来た飼い主と抱き合う場面が続きます。
詩の中では、亡くなった動物と飼い主が、最後に一緒に虹の橋を渡る場面までが描かれています。
上の筋は、このページの言葉で短くまとめたもので、詩の訳ではありません。詩の全文と日本語の訳文は、このページにはありません。
英語の全文の書き起こしは、Koudounaris さんの記事(2023年2月9日)に、原題を『Rainbow bridge』と記す訳詞の絵本の書誌は、国立国会図書館サーチにあります。
- 「虹の橋」を渡る・旅立つの言い方・名前・詩の紹介のどれかに使う施設の公式サイト
- 117サイト(掲載の1,410サイトのうち)
- 数えた公式サイトの文の照合日
- 2026年10月12日〜2026年10月17日
詩が書かれてから作者が報じられるまでを、報道と元の記事の日付で並べます。
| 年 | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 1959年 | スコットランドの Edna Clyne-Rekhy さんが、亡くなった飼い犬 Major のために書いたと報じられています。 | National Geographic(2023年2月22日) |
| 1994年 | 米国の新聞の相談欄「Dear Abby」に、作者の名前が無いまま載り、広まりました。 | National Geographic(2023年2月22日)・Paul Koudounaris さんの記事(2023年2月9日) |
| 2023年 | Paul Koudounaris さんの記事と National Geographic が、作者の名前を報じました。 | Paul Koudounaris さんの記事(2023年2月9日)・National Geographic(2023年2月22日) |
虹の橋の作者はだれ?
2023年の報道では、スコットランドの Edna Clyne-Rekhy さんが1959年に書いたとされています。
この報道は National Geographic の2023年2月22日の記事で、作者を探した Paul Koudounaris さんの調べをもとにしています。報道では、本人は手書きの原稿を持っていて、詩を自分で出版したことはないとされています。
作者についての主な説を、報道と元の記事の言い方で並べます。
| 名前 | 言われていること | 根拠に挙げられた物 | 出典 |
|---|---|---|---|
| Edna Clyne-Rekhy | 1959年に、亡くなった飼い犬 Major のために書いたと報じられた | 本人の手書きの原稿(Koudounaris さんが見て本物だと判断したと報道) | National Geographic(2023年2月22日) |
| William N. Britton | 1994年に本を出した書き手で、アメリカ先住民の呪術師の作で、自分に語り聞かせたものだと言った | 本『The Legend of the Rainbow Bridge』(1994年) | Paul Koudounaris さんの記事(2023年2月9日) |
| Wallace Sife | 自分が書いた詩「Pet Heaven」から生まれたものだと考えていると述べた | 自作の詩「Pet Heaven」(1980年代に書いたとされる) | Paul Koudounaris さんの記事(2023年2月9日) |
| ほかに作者を名乗った人たち | 十人を超える人が作者を名乗ったと報じられた | 報道は人数だけを書いている | National Geographic(2023年2月22日) |
米国著作権局には『Rainbow Bridge』の題の届け出が、Dear Abby に載ったあと5年のうちに15件ありますが、同じ題の別の作品もあり、何件がこの詩のものかは分からないと、Koudounaris さんの記事は書いています。(2023年2月9日の記事)
表は報道と記事が書いたことの整理で、作者を決めるものではありません。
虹の橋を日本語に訳した本はある?
国立国会図書館には、原題を『Rainbow bridge』と記す訳詞の絵本(2006年)が所蔵されています。
書誌には、訳詞 湯川れい子・作画 半井馨(宙出版・2006年)とあり、注記に原タイトル: Rainbow bridge
と書かれています。(国立国会図書館サーチの書誌)
ネットで見かける日本語の文がどの訳から来たものかは、この書誌からは分かりません。
「虹の橋のたもと」とは?英語の詩にある言葉?
書き起こされた英語の原文では、虹の橋は「天国のすぐ手前」の場所の名前で、「たもと」に当たる語はありません。
書き起こしの1文目は、Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.
です。
この文は、Koudounaris さんの記事が、Edna Clyne-Rekhy さんの手書きの原稿から書き起こしたとして載せたものです(2023年2月9日の記事)。
日本語で「虹の橋のたもと」「ふもと」と言うのは、訳や言い換えで使われる言い方で、どの訳から使われ始めたかは、上の書誌や記事からは分かりません。
施設の公式サイトでは、「虹の橋のたもと」「ふもと」の言い方が、掲載の1,410サイトのうち36サイト(36運営)にあります。
「虹の橋を渡る」は、どんな所で使われている?
施設の公式サイトでは、虹の橋を渡る・旅立つという言い方が59サイト、名前に使う所が50サイトあります。
| 使い方 | サイト | 運営 |
|---|---|---|
| 「虹の橋を渡る」「虹の橋へ旅立つ」の言い方 | 59サイト | 58運営 |
| プラン・品・行事・区画・施設の名前 | 50サイト | 49運営 |
| 虹の橋の詩・物語の紹介 | 23サイト | 23運営 |
お客の声、メニューやブログの一覧の題、品の売り文句、ほかの会社の名前は、この数に入りません。
友人や知り合いのペットが亡くなったときにかける言葉と、お悔やみの文で使うときの宗派の文は、飼い主にかけるお悔やみの言葉の例にまとめています。
四十九日と虹の橋は、関係がある?
四十九日は、人が亡くなってから四十九日間の中陰の終わりの日で、英語の詩の虹の橋とは由来が別です。
真宗大谷派は公式サイトで、人の葬儀・法事について次のように書いています。中陰とは、人が亡くなってからの四十九日間のことを言います。
(真宗大谷派(東本願寺) 葬儀・法事・お墓「中陰(中陰とは?)」・2026年10月22日に取得)
Koudounaris さんの記事に載った英語の詩の文には、四十九日のような日の数は出てきません。
四十九日の法要の時期や内容は、ペットの四十九日のページにまとめています。
虹の橋を引くときは、作者が報じられた詩だと知っておいてください
虹の橋は、1959年にスコットランドで書かれたと2023年に報じられた英語の詩から広まった言葉です。
カードや SNS で詩を引くときは、作者が報じられた詩であることを知ったうえで、作者の名前と、どこで読んだ文かを添えてください。
日本語の文を使うときは、どの本や訳から来た文かを、本の書誌や出どころで確かめてください。
この数の出どころ
施設の公式サイトの控えを読み、施設が自分の文として「虹の橋」を使う行を、使い方ごとに公式サイトの単位で数えました。
数え方の細目を開く
- 母数は、掲載の1,617施設の公式サイト1,410サイト(1,351運営)です。控えは2026年10月12日〜2026年10月17日に照合したものです。
- 数えたのは、施設が自分の文として「虹の橋」を使う行だけで、1つのサイトが2つ以上の使い方に入ることがあります。
- 表に出すのは5サイト以上の使い方だけです。
- お客の声、メニューやブログの一覧の題、品の売り文句、提携先などほかの会社の名前、人の葬儀の文、東京のレインボーブリッジは数えていません。
- 「虹の橋を渡る」「虹の橋へ旅立つ」の言い方だけを数え、「虹の橋へ送る」「虹の橋へ導く」などの言い方は数えていません。
- 数えた行から30行、数えなかった行から20行を選び、別の読み手が控えで確かめました(2026年10月23日)。
- 見つかった誤りは合格の線(使い方ごとに1行まで)の内で、規則を直してから数えています。
- 「虹の橋」の語があっても上の使い方のどれにも当たらないサイトは、確かめが済んでいないので数を出していません。
- 「虹の橋のたもと」「ふもと」は、かぎかっこを挟む形やひらがなも含め、同じ控えでその語がある行を全部読み、施設自身の文だけを数えました(2026年10月25日)。
- お客様の声、ほかの施設や霊園の名前、一覧の題、売る品の説明の行は数えていません。
- 別の読み手が無作為の20行と、読む語を広げて足した15行を読み直し、判定が分かれた行は0行でした。
- 国立国会図書館サーチは、2026年10月23日に次の言葉で検索しました。
- 検索の言葉: 題名「Rainbow Bridge」・題名「虹の橋」・作者「Clyne」
- 検索の言葉: 作者「Britton」と題名「Rainbow Bridge」・すべての項目「Rainbow Bridge 虹の橋」
- 報道と元の記事は2026年10月23日に取得し、英語の文を読んで確かめました。
- 宗派の文は、2026年10月22日に真宗大谷派の公式サイトのページを取得し、文をそのまま写しました。
- 詩の筋は、このページの言葉で短くまとめたもので、詩の訳ではありません。
運営が書かれていないサイトは、1サイトを1運営として数えました。
出典
- 国立国会図書館サーチ 書誌『虹の橋』(湯川れい子 訳詞、宙出版、2006.3)(注記・2026年10月23日に確認)
- 真宗大谷派(東本願寺) 葬儀・法事・お墓(中陰(中陰とは?)・2026年10月22日に確認)
- National Geographic の記事(Rachel Nuwer)(本文・見出しの下の文・2026年10月23日に確認)
- The Order of the Good Death の記事(Paul Koudounaris)(本文・注[4]・注[3]・追記(原稿からの書き起こし)・2026年10月23日に確認)
- 各施設の公式サイト(掲載の1,410サイトの控え)(2026年10月12日〜2026年10月17日に照合・施設ごとの URL は各施設のページ)


